いつもの同居嫁体験談とは異色のストーリー。
家族の形は人それぞれ、同居の形も千差万別。
なんとも言えない読後感も含め、他人の同居はこうやって言語化されないと、分からないのです。
同居嫁の皆さん、ぜひ本音をお寄せくださいね!
【家事しない同居嫁の本音】義母はいつまでも息子のママだから家事は聖域?
同居形態 完全同居(玄関・風呂・トイレ・台所一緒)
同居メンバー 自分32・夫32・娘3・義母68
同居歴 3年
30年間実家暮らしで家事は母任せ。いきなり完全同居の嫁に!
娘が生まれたと同時に夫の家で同居開始。
夫は一人っ子で、義父は夫が25歳の時に亡くなっています。
そして私は父親、母親、私、妹が2人の5人家族でした。うち、3つ下の次女が早くに結婚しており、岐阜に暮らしています。8つ年の離れた三女は仕事の都合で千葉で一人暮らしをしています。
結婚する前は私は実家暮らし、夫と義母は二人暮らししていましたが、娘ができたので婚約しました。
ここまで夫と2人で暮らしたことはありませんが、もう仕方がないので夫の実家に住まわせてもらう形で引っ越しました。
というか、30年間実家を一度も出たことがなかった私です。すべて母親がやってくれていたので、一切家事ができません。
引っ越しはしたくない、初めての引っ越しで相手型の母親と同居はハードルが高いという思いは伝えたつもりです。
しかし、同じ市内同士で暮らしてるとはいえ、結婚するなら共に住むのが筋だと夫に諭されました。
義母が同居嫁をライバル視?家事は一切やらせてくれない
無事引っ越しを済ませましたが、ここからが問題です。
義母が一人息子の夫と暮らしてきて可愛いのはよくわかりますが、あまりに女の私に対して警戒心が強いというか、家のことを手伝おうにも気づけばすべて終わっているし、だからといって嫌味も言ってこないし、全く何を考えているかわかりません。
私はアルバイトで身重ながら、シフトはできるだけ入れるように頑張っていました。
更に空いた時間で家のことを手伝おうという意思を持っていたんです。
義母はフルタイムで働いているのに、これ見よがしにさっと家のことを終わらして、外でタバコを吸うんです。
これじゃ私はなんのために夫の家にきたのかわからないので、徒歩10分ほどではありますが、里帰り出産をすることに決心したのです。
里帰りの3ヶ月は本当に気が楽でした。
というのも、私の母が私のために家のことをしてくれるのは全然引け目を感じないのです。
本当にノーストレスで出産を終え、1ヶ月ほど実家で娘とともに過ごした後、夫の家に帰る日がやってきました。
その頃にはもう義母のあのテンポ感なんてすっかり忘れていたのです。
夫の家ではしばらく娘をみるので、義母に家のことはまかせっきりでした。(元々任せっきりではありましたが…)
産後に気付いた、同居の姑の本音
相変わらずチャカチャカと家ことを済ませる義母。
しかし、孫娘であるはずの私の娘に対しての世話は一切しないのです。
そのあたりで、なんとなくなぜ義母の黙々と家事をするのかに気づいてきました。
いつまでも息子の母親でありたいのか、この人は。
とある日気づいて、もうすべて任せることにしました。
多分、義母は一人息子のために家事をすることがアイデンディティになっているのでやらなければ気が済まないし、やらない私に対してはなにも思うことはないのかもしれない。
本人がそう言ったわけではないですし勝手にそう思っただけですが、気が楽になったので私は育児に没頭できました。
だって、私や娘へ対するコミュニケーションはちゃんと取るんです。家事だけは、絶対に譲ってくれないだけなんです。
義母と亡くなった義父、夫の静かな3人暮らしをしてきたのに、私と娘女2人が増えて、一気に女3人に男1人のくらし。
義母もある意味戸惑っていたのではないかと思います。
実際私は料理ができないし、掃除もできないので、義母にはこれからも甘えさせてもらおうと思っていました。
急に家事を押し付けてきた? その姑の真意とは
が、娘が今年3歳になって、保育所へいれるとなったところで義母が急変しました。
急に家事を押しつけるようになりはじめたのです。
私は3年前のあの義母が何を考えてるのかよくわからない、の現象に再び陥りました。
しかし、考えてもよくないので流れに任せて今はキッチンから食卓にお皿を運ぶことしかできなかったのが、レシピを考えて作れるようになりました。
そこでまた気づいたことがあります。
これまた義母から別に直接聞いたわけでもないのですが、おそらく育児の大変な時期に育児に専念できるように家事を率先して行なっていたのです。
今は逆に私が家事をやり、義母が娘をみています。なので家事の合間であれば私は友達と飲みに行ったりできるのです。
こう考えると、義母は義母で、私を娘として育ててくれていたのかもしれません。
夫は相変わらず義母の前ではおとなしくしています。
この夫であり息子であり父である男を、女3人で支えていく。これが我が家の家族の形なのかもしれません。
義母に直接聞いたわけではありません。
みなさんも流れに身を任せてみると、答えも見えてくるかもしれませんね。
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